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シャイニーストッキング

第14章 もつれるストッキング3          常務取締役大原浩一

 160 心から震える昂ぶり(9)

 そしてなによりは…

 そうなによりおそらくは…
 律子の『ストッキングラブ』という新たな彼女自身の心に芽生えたであろう性癖嗜好の激しい昂ぶりによる絶頂感のせいの強い興奮による疲労感があるはずなのだ。

 私を愛してくれる故に生まれたであろうこの新たな律子自身の性癖嗜好…
 これは私自身にとっても堪らなく、そしてこれから更に、いや新たに、強く律子に心惹かれ、魅せられる事になると思われる。

 私は寝落ちしてしまった律子の姿を見て、そんな事を考えていた、そして新ためて律子の魅惑的なストッキング脚を、いや、魅惑溢れる律子という存在感を見つめ直し…

「…………………………」
 ふと、私も睡魔に襲われ、そのまま眠ってしまったのだ。




「あ………」
 目を開けると、そこには女神がいた。

「あら、起こしちゃいましたね、ごめんなさい」
 するとすっかりホテル備え付けの浴衣姿の律子がそう囁いてきた。

「え、あ、いや、寝てしまったか?」
 そう、まだ覚醒し切っていない思考の中で、律子の寝落ちした姿が脳裏に浮かび…
 自分もそのまま寝落ちしてしまったのを思い返す。

 ベッドサイドの時計をふと見ると午前3時を過ぎていた…
 そして私自身も浴衣姿てあったのだ。

「あ、すまん、着替えさせてくれたのか?」

「はい…あ、ご、ごめんなさい、わたし…また…」
 と、律子は昨夜に続いての寝落ちを詫びてくる。

「うん、いや、大丈夫だよ」

「え、で、でも…」
 おそらく律子は、自分の寝落ちによる昨夜に続いての私のニ夜連続の未射精についての詫びなのだろうと思われるのだが…



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