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シャイニーストッキング

第14章 もつれるストッキング3          常務取締役大原浩一

104 二人の比較

 もちろん律子のストッキング脚の方が遥かに魅力的なのだが、ストッキングフェチの目の前にこのストッキングの爪先が迫ってきたのならば、昂ぶらないストッキングフェチなんて居ない、いや、いる筈が無いであろう…
 とりあえずは見つめてしまうに違いないのだ。

 それは例えば誰の脚、いや、ストッキング脚だとしても、おそらくは一瞬は必ず見つめてしまう筈なのだ…
 いや、私的にはそう断言できる。

 そして一瞬見つめた後にそのストッキング脚についての吟味をする筈なのである…
 少なくとも私はそうであるのだ。

 決して誰のストッキング脚でも良い訳ではなく、世の中のストッキングフェチの殆どがそうであろうとは思うのだが、やはり好き嫌いの好みは必ずある筈で…
 そして今、この目の前の竹下くんのストッキング脚は、嫌いなストッキング脚では無いという事なのである。

 そう嫌いではない…

 もちろん脚の美しさ、ストッキングの艶めかしさ等々を比べてみても律子のストッキング脚の方が遥かに格上なのだが…
 なぜかこの竹下くん、彼女のストッキング脚にも心がそそるナニかを感じてしまうのだ。

 律子のストッキング脚の魅力は…
 元々がモデルであったというくらいにその美しい脚のライン、つまりは脚線美が堪らなく素晴らしい。

 細過ぎず、かつ、太過ぎず、そして膝下の長さとそのふくらはぎのカーブのラインが美しいのだ…
 また昨夜律子は、常に世の男達の、いや、特には私のこのストッキングフェチの嗜好、思考の視線を意識したストッキングを選択し、穿いていると云っていた。
 
 その証拠に私の好みである…
 正に穿いているのか穿いていないのかが分からない位の極薄で、艶と光沢のある、ナチュラル系カラーのストッキングを正にいつも穿いているのだ。
 
 そして私はそんな彼女のストッキング脚を目にする度に、秘かに心を昂ぶらせているのである…

 だが…

 方や、今、この目の前に、私に対して露わにし、近づけている竹下くんのストッキング脚を一言で総称するならば、正に…
 肉惑的なストッキング脚といえる。

 決して細くはないのだが、太過ぎず、そしてやや筋肉質といえる様なメリハリのある脚のラインに…
 律子の様なナチュラル系ではなく、ブラウン系の艶と光沢のあるカラーのストッキングを穿いているのだ。

 

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