
シャイニーストッキング
第13章 もつれるストッキング2 佐々木ゆかり
50 伊藤敦子(16)
「憧れていたんです…
ゆ…か…り…姫…に…」
「え?…」
ドキドキドキドキドキドキドキドキ…
「わたしも昔、高校生時代に…
『クラブCANDY』に通っていたんですよ」
『クラブCANDY』
それはわたしが『姫』『ゆかり姫』との総称を拝命した…
そして正に『黒歴史』的に全盛期に通ったディスコである。
そして、そこで当時の最初のツレである『ロッキー』こと『轟勇斗』と知り合った場所でもあり…
わたしの本当の『黒歴史』の原点といえるのだ。
「あの頃から…
ゆかり姫さんに…憧れていました」
「…………」
わたしはあまりの衝撃に絶句を、いや、言葉を失くしてしまう…
「あの初めて越前屋から紹介を受けた時には…もしかしたら?って思ったんですけどぉ…」
「…………」
「さっきのビストロでの武石健太さんからの大学生時代の武勇伝を訊いて…
確信しましたぁ…」
「ぁ……」
「あの頃から…
あの昔から、憧れていました、あ、いや、今も…です」
「え…」
わたしはかなりの衝撃に、心が激しく揺らいでいたのだが…
だが…
この伊藤さんの『今も…』という言葉には違和感を゙感じたのだ。
「い、今もって?」
だってこの伊藤さんとはまだ仕事での約三日間しか絡んだ事画無い筈で…
しかも、さっき、わたしを過去のわたしであると確信したって言っていた筈であるから…
なぜに今も…なのか?
「はい…
だって、わたしはあの頃から…」
ドキドキドキドキドキドキドキドキ…
ウズウズウズウズウズウズウズウズ…
「ぁ……」
それは一瞬の、あっという間であった…
なんと伊藤さんは、その艶やかで濡れた妖艶な目でわたしを見つめた瞬間に…
わたしの顔を両手で押さえ…
なんと、キスをしてきたのだ。
そしてわたしはその一瞬の、あっという間の早わざのキスに…
一気に心が蕩け、溶ろけ、融ろけてしまったのである。
「憧れていたんです…
ゆ…か…り…姫…に…」
「え?…」
ドキドキドキドキドキドキドキドキ…
「わたしも昔、高校生時代に…
『クラブCANDY』に通っていたんですよ」
『クラブCANDY』
それはわたしが『姫』『ゆかり姫』との総称を拝命した…
そして正に『黒歴史』的に全盛期に通ったディスコである。
そして、そこで当時の最初のツレである『ロッキー』こと『轟勇斗』と知り合った場所でもあり…
わたしの本当の『黒歴史』の原点といえるのだ。
「あの頃から…
ゆかり姫さんに…憧れていました」
「…………」
わたしはあまりの衝撃に絶句を、いや、言葉を失くしてしまう…
「あの初めて越前屋から紹介を受けた時には…もしかしたら?って思ったんですけどぉ…」
「…………」
「さっきのビストロでの武石健太さんからの大学生時代の武勇伝を訊いて…
確信しましたぁ…」
「ぁ……」
「あの頃から…
あの昔から、憧れていました、あ、いや、今も…です」
「え…」
わたしはかなりの衝撃に、心が激しく揺らいでいたのだが…
だが…
この伊藤さんの『今も…』という言葉には違和感を゙感じたのだ。
「い、今もって?」
だってこの伊藤さんとはまだ仕事での約三日間しか絡んだ事画無い筈で…
しかも、さっき、わたしを過去のわたしであると確信したって言っていた筈であるから…
なぜに今も…なのか?
「はい…
だって、わたしはあの頃から…」
ドキドキドキドキドキドキドキドキ…
ウズウズウズウズウズウズウズウズ…
「ぁ……」
それは一瞬の、あっという間であった…
なんと伊藤さんは、その艶やかで濡れた妖艶な目でわたしを見つめた瞬間に…
わたしの顔を両手で押さえ…
なんと、キスをしてきたのだ。
そしてわたしはその一瞬の、あっという間の早わざのキスに…
一気に心が蕩け、溶ろけ、融ろけてしまったのである。
