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シャイニーストッキング

第10章 絡まるストッキング9      美冴とゆかり

 215 ビアンな夜(117)

 昼過ぎの…
 みさえからの電話からの記憶が蘇ってきた。

 まるでわたし達は男女のデートの様に浮かれ、舞い上がり、はしゃぎ、戸惑い、そしてお互い魅了し合い…

 今に、今夜に、至ったのだ。

 まるで恋人同士みたい…

 ううん、愛しているから、恋人同士なのよ…

 再び、子宮が…

 アソコが…
 
 ウズウズ、ジンジン…

 と、疼き、昂ぶってくる。

 あんなに感じたのに…

『ストッキングラブ』
 そして、そのみさえの言葉が脳裏に浮かんできた。

『ストッキングラブ』

 確かに凄かった…

 凄い快感だった…

 もう忘れられないかもしれない…

 ううん、忘れられない…

 そう…

 わたしも、あの頃から…

 あの『黒歴史』時代の頃から、内心自覚していたんだわ…

 無意識に、あの頃の男達の嗜好を自分の中に取り入れていたんだわ…

『ストッキングラブ』

 それは…

 納得の嗜好であり…

 思考だ…

 ああ…

 みさえ…

 再び、熱く、子宮が…

 激しく疼き昂ぶってきた。


 みさえを愛したい…

 舐めたい…

 しゃぶりたい…

 キスしたい…

 イカしたい…

 そして…

 食べたい…

 わたしはまるで、男のオスの本能の様な昂ぶりを自覚して、急ぎシャワーから上がる…

 そして…

 再び、みさえを愛するためにベッドルームへと向かう…

「あ、あら…」

 だが…


 みさえは…

 スヤスヤと気持ち良さそうに眠ってしまっていた…

 そうよ、そうよね…

 疲れちゃったわよね…

 だって…

 だって、あんなにわたしを愛してくれたんだから…

 わたしはそう思いながら、みさえを起こさない様に…

 ソーっと、隣へと潜り込んだのだ。

 今夜は…

 とりあえず…

 もう寝よう…

 明日が…

 ううん、明日も、いや、わたし達にはこれからはたくさん、沢山、時間があるんだから…

 焦る事は無いのだから…





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