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シャイニーストッキング

第10章 絡まるストッキング9      美冴とゆかり

 213 ビアンな夜(115)

「……ぁ………」
 わたしはかろうじて意識を戻す。

「起きたの…」
 すると目の前に、美しく、愛おしいみさえがそう囁きながら覗いてきた。
 まだ覚醒していないのだが、思わずドキンとしてしまう。

 あぁ、わたしは…
 そこで初めて、意識を飛ばしてしまった事に気付いた。

「……ぁ……は…ぁぁ…ん……」
 そしてなんとか、力を起こし、喘ぎながら、寝返って、ゆっくりと上体を起こす。

 すると、急にアソコが、子宮が、ジンジンと疼いてきた…

 あぁ、ヤバいわ…
 そして意識の覚醒と共に、さっきされた、みさえ曰くの『ストッキングラブ』の快感が、衝撃が、蘇ってきたのである。

 だが、意識は完全には覚醒しきれていない…
 まだ、夢の中に彷徨っているかの様な感覚であった。


「シャワー浴びる?」
 すると、みさえがそう訊いてきて、
 すかさず無条件反射の様に頷く。

「…ぁ…ふうぅ………」
 だが、立ち上がろうとはするのだが、なかなか力が入らなく、そんな吐息が漏れてしまう。

「あっ…」
 なんとかフラつき、よろけながら立ち上がったのだが、みさえはそれを見て、慌てて受け止めてくれたのだ。

「あ、す、すいま………」
 そして抱き寄せキスをしてきた。

「あ……」
 そのキスにわたしは、また力が抜けてしまい、ベッドに座ってしまう。


「あ、ごめん、ついゆかりが可愛いくて…」
 そんなわたしを見て、そう囁いた。

「う…うん、あ…なんか、ガクガクで…」
 
 そう、わたしは…
 さっきの『ストッキングラブ』の愛撫によって、数え切れないくらいにイッて、絶頂感を感じてしまったのである。

 次から次へと絶頂感の、快感の波が押し寄せてきて、まるで底無し沼の如くに、絶頂感の底へと沈み、もがき、溺れてしまった…
 わたしは、過去に、今までに、これ程の数多の絶頂感を連続で感じた事は無かったのだ。

 あの『黒歴史』時代の大麻を使用し手の決めセクでも、こうまでの連チャンの絶頂感の記憶は無かった…





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