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シャイニーストッキング

第10章 絡まるストッキング9      美冴とゆかり

 209 ビアンな夜(111)

 直接、アソコを舐めてきた訳であるから…
 さっきまでのナイロン繊維のザラザラ感が消え、その反動のせいなのか、舌先で舐められる感触がまるで融ろけてしまうかのような、なまめかしさを感じてきたのである。

「え、はぁぁ、んん…」

 ピチャ、ピチャ、ピチャ、ピチャ…
 そんないやらしい音を立てて舐めてくる。

「どう、融ろけそうな快感でしょう」
 みさえは舐めながら、そう囁いてくる…
 の、だが、あまりの快感に言葉が出てこない、出てくるのは、カラダの快感からの痺れの…
「は、ぁぁ、や、ん、んん…」
 喘ぎ声だけであった。

 ピチャ、ピチャ、ピチャ、ピチャ…

 本当に、融ろけてしまいそう…

「あん、ぁ、ぁ、ん、やぁ…」

 そして…
 五度目の昂りが、絶頂感が、子宮の奥から爆発的に高まってくるのを感じてきていたのだ。

 あぁ…

 ヤバい…

 おかしくなりそう…


「はぁっんっ…」
 だが、みさえは舌先をヒダからクリトリスへと動かし、グリッと擦る様に舐め上げ、そして二本指で中のコリっとしたスポットを掻き回しながら押してきたのである。

「はうん、っんんぅぅぅぅ……………」

 その瞬間、あまりにも激しい五度目の絶頂感により、脳裏は真っ白になり、完全に意識飛ばしてしまった…

「ぅぅぅ………ぅ…ぅ………………」







「……………ぅ…ぅ………ん…はぁ…」

 ぼんやりと意識を戻した時…
 わたしは全てを脱がされ、裸で寝ていた。

「あ…」
 そしてみさえの優しい、そしてまだ、欲情に濡れた目でわたしを見てくる。

 ボンヤリと、まだ、意識は覚醒はしていない…
 のだが、みさえは上半身は裸となり、パンティストッキング一枚だけの姿であった。

「…………」
 そして無言で、その優しい、欲情の濡れた目で見つめながら、唇を寄せ、キスをしてきたのだ。

 ああ…

 このなんとなくなのだが、このビアン特有といえる優しい感触と、刺激的といえる様な『ストッキングラブ』という緩急のある愛撫に、わたしの心はすっかり揺らぎ、昂ぶり、震えてしまっていた。

 そして、また、このキスに融ろけてしまうのだ…

 わたしは唇を貪られ、カラダを抱き締められながらお互いに横向きに抱擁し合い…

「はっ、ぁぁ、や、んん……」

 



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