
シャイニーストッキング
第10章 絡まるストッキング9 美冴とゆかり
202 ビアンな夜(104)
「じゃあさ、なぜ、いつもストッキングを穿くの?…」
「え…、そ、それは…」
「仕事だから仕方なく?…
それにさっき云ってきたみたいな、あのベタつく密着感がイヤだから?…」
「……」
いや…
「それに、それだけじゃ、無いでしょう…」
そのみさえの言葉に思わず目が泳いでしまうのを自覚した…
だって…
それだけじゃ無いからだ…
「いや、それは表向きの理屈であって…
本当はさぁ…」
みさえが見つめてくる。
「本当はさぁ…
ストッキング脚を見られる事が快感で…
気持ち良くってぇ…
堪らないからでしょう…
見つめられてぇ…
ゾクゾクしちゃってんでしょう…」
「………」
ああ…
その通りであった…
そのものズバリを言い当てられてしまった…
そう…
そうなんだ…
男達の、あのストッキング脚に対するフェチ的な視線が…
あの熱い視線が…
堪らなくわたしの心を揺さぶり、昂ぶらせ、そして、その視線自体にも快感を感じていたからなのだ…
「……」
わたしはどうしてわかるのか?…
そんな意味を込めて見つめ返す。
「わたしも一緒だから…
それが『ストッキングラブ』の感情だから…
そして…」
そして、なんだ?…
「それが、『ストッキングラブ』な感情が、全ての快感を支配しているから…」
全ての快感を…
「わたしはあの元彼のゆうじに、そう植え付けられたの…」
みさえはまるで、宙に、その元彼が居るかのように見つめながらそう呟いてきた。
「彼によってストッキングの、ナイロン繊維のもたらす快感を植え付けられ、一時期はほぼセックスする毎にストッキングを穿き、いや、穿いたままで愛されて、そしてストッキングという存在自体が元彼の存在感や、自分自身の一部に…」
「……」
わたしは思わず聞き入ってしまっていた。
「ほら、よく、第二の皮膚、肌みたいに言われるじゃない、まるでそのもの的な…
本当にカラダの一部に…
第二の皮膚に…
そしてわたし自身の象徴みたいになっちゃったのよ…」
「元彼の存在感や、自分の象徴?…」
よく分からない。
みさえの話しは続く…
「じゃあさ、なぜ、いつもストッキングを穿くの?…」
「え…、そ、それは…」
「仕事だから仕方なく?…
それにさっき云ってきたみたいな、あのベタつく密着感がイヤだから?…」
「……」
いや…
「それに、それだけじゃ、無いでしょう…」
そのみさえの言葉に思わず目が泳いでしまうのを自覚した…
だって…
それだけじゃ無いからだ…
「いや、それは表向きの理屈であって…
本当はさぁ…」
みさえが見つめてくる。
「本当はさぁ…
ストッキング脚を見られる事が快感で…
気持ち良くってぇ…
堪らないからでしょう…
見つめられてぇ…
ゾクゾクしちゃってんでしょう…」
「………」
ああ…
その通りであった…
そのものズバリを言い当てられてしまった…
そう…
そうなんだ…
男達の、あのストッキング脚に対するフェチ的な視線が…
あの熱い視線が…
堪らなくわたしの心を揺さぶり、昂ぶらせ、そして、その視線自体にも快感を感じていたからなのだ…
「……」
わたしはどうしてわかるのか?…
そんな意味を込めて見つめ返す。
「わたしも一緒だから…
それが『ストッキングラブ』の感情だから…
そして…」
そして、なんだ?…
「それが、『ストッキングラブ』な感情が、全ての快感を支配しているから…」
全ての快感を…
「わたしはあの元彼のゆうじに、そう植え付けられたの…」
みさえはまるで、宙に、その元彼が居るかのように見つめながらそう呟いてきた。
「彼によってストッキングの、ナイロン繊維のもたらす快感を植え付けられ、一時期はほぼセックスする毎にストッキングを穿き、いや、穿いたままで愛されて、そしてストッキングという存在自体が元彼の存在感や、自分自身の一部に…」
「……」
わたしは思わず聞き入ってしまっていた。
「ほら、よく、第二の皮膚、肌みたいに言われるじゃない、まるでそのもの的な…
本当にカラダの一部に…
第二の皮膚に…
そしてわたし自身の象徴みたいになっちゃったのよ…」
「元彼の存在感や、自分の象徴?…」
よく分からない。
みさえの話しは続く…
