テキストサイズ

シャイニーストッキング

第10章 絡まるストッキング9      美冴とゆかり

 196 ビアンな夜(98)

 その愛撫は、心まで蕩けそうでもあるのだ…

 以前、彼から、こうしたシチュエーションで…
 つまりはパンスト直穿きで舐められ、愛された事は何回かはあった。

 そして、それはそれなりには快感であったのだが…
 それらの比ではないのだ、いや、全くの別次元なのである。

 これは…

 この快感は…

 自分自身もこのストッキングの快感を熟知し、そして…

 愛していなければ得られない…

 与えられないのではないだろうか?…


「は…ふ…み、みさえぇ…ぁ…」

 そんなみさえのストッキングを利用した愛撫の絶妙な快感に震え、喘ぎ、身悶えをしながらそう想っていた。

 そして瞬く間に、絶頂感の昂ぶりが増してくる…

 あ、ヤバい…

 やん、またイキそう…

 子宮が激しく疼きを増してくる。

「あ、あぁぁ、や…ぁ…ん…んんっ…」
 フルフルと自然に腰が快感の昂ぶりにより震えてしまい、一触即発に高まってきた。

「あっ、っくっ…」
 そして正に、駄目押しのひと撫でであった…
 いや、ひと舐めである。
 
 舌先を伸ばし、ストッキングのナイロン繊維越しに、猛っているクリトリスをひと舐めした瞬間に…

「あんっ、やっ、っくうぅぅ…」

 絶頂感の波が、子宮から噴き出してきたのだ…

「あん……んん…っうぅぅぅ………」

 その絶頂感は…
 再び攻守交代、いや、逆転され、ササッ股間を早技により弄られての、アッという間の昂ぶりであった。

 本当に、アッという間にイカされてしまったのである…

「あららぁ、ゆかりぃ、もうイッちゃたのぉ…
 速過ぎよぉ…」

 そのみさえの浮かべた笑みは…

 正に…

 淫靡で、妖艶な笑みといえる…

 そしてわたしはその笑みを見て…

 心が震えてしまう…

 いや、震えてしまっていた…

 そして、そんな絶頂感の余韻の海に浮かびながらも、次なるウネリを感じてきていたのである。

「どう…
 ストッキングの快感は…
 ストッキングラブの快感はぁ?…」

 え…

 ストッキング…ラブってぇ?…

 心がザワザワと騒ついてくる…




ストーリーメニュー

TOPTOPへ