テキストサイズ

シャイニーストッキング

第10章 絡まるストッキング9      美冴とゆかり

 190 ビアンな夜(92)

「み、みさえ…さ…ん…」
 わたしは上になり夢中になって唇を、舌を貪っていく。

「あ…ん…ぁぁ…」

 そのキスに…
 
 わたしの、いや、淫らなメスの想いが…

 いや、あの過去の『唯我独尊』的な『黒歴史時代』の昂ぶりが蘇えり…

 一気に思考を支配してきたのだ…

「はあうぁぁ…」
 わたしはキスしていた唇を離し、スクッと立ち上がる。

 そして、自らのストッキングの爪先を美冴さんの口元へと運ぶ…

「ぁ、ぁぁ…」
 すると美冴さんは愉悦的な目になり、その爪先を見つめてきた。

 ズキズキズキズキ…
 その美冴さんの愉悦的な目を見た瞬間に、一気に疼きが激しく昂ぶり…

 脳裏にはあの過去の『黒歴史時代』の衝動の行為が…

 …そう、それは、たまに、お気に入りの身近な下僕的に存在していた男を一人見つくろい、ホテルへと誘い、ひざまずかせ、そして目の前で女王様然としてヒールを脱がせ…

『さあ…舐めなさい…
 ほら、好きなんでしょう…』
 と、舐めさせ、昂ぶっていたあの頃の想いや、情景がありありと蘇り…

「さぁみさえ…
 好きなんでしょう、これが…
 これが大好きなんでしょう…
 そして…
 みさえも…
 変態なんでしょう…」
 そう呟き、みさえの唇に運んでいく。


 みさえも…

 変態なんでしょう…


「あぁ、ゆ、ゆかりぃ…」

 するとみさえは、その爪先を両手で掴み、潤んだ目で見つめて…
 自らの口に運び、舐め、しゃぶってきたのである。

「は、あっ、ん、んん…」

 その時、わたしのストッキング越しの爪先は…

 クリトリスと化したのだ…

「はぁん、や、んん…」
 そして片脚で立ってられない程に、身悶えをしてしまう。

 その爪先の快感は…

 ヤバかった…

 物凄い快感を感じていた…

「あ、あぁん…」
 わたしは激しく身悶え、バランスを崩して倒れてしまった。

 だが…

 倒れても、みさえは爪先を離さない。

 潤んだ目をしてわたしを見つめながら、しゃぶっていたのである…

 ズキズキズキズキ…

 ドキドキドキドキ…

 わたしの爪先は、まるでクリトリス…
 
 舐め、しゃぶられて、疼きが激しく昂ぶってきていた。

「あぁ…や…ぁぁ…」

 ズキズキズキズキズキズキ…

 



ストーリーメニュー

TOPTOPへ