テキストサイズ

シャイニーストッキング

第10章 絡まるストッキング9      美冴とゆかり

 185 ビアンな夜(87)

 言葉責め…

 本当は苦手なのであった…

 だから、一瞬、怯みがちになってしまい、つい照れ隠しで呟いてしまったのである。

 でも、まだまだ今夜は頑張らなくてはいけない…

 なぜなら…

 ゆかりの心の中に眠っているであろう『ストッキングラブ』という嗜好と思考を覚醒させたいから…
 そしてそんな意味でも、ゆかりとひとつになりたいからである。

「ほらぁ…」

 わたしは必死な想いで奮い立ち、そう囁きながら…
 パンティストッキングのウエストのゴムの中に自らの手を入れ、そして紐パンティの紐を解き、パンティを脱いでいく。

 本当は、ものすごく恥ずかしかった…

 冷や汗が噴き出てしまうくらいであった…

 だが、ゆかりをこっち側に引き込みたいが為には…
 こうするしかないのだ。

「ふ…ぅぅ…」
 スルスルと紐パンティを解き、引き抜き、ノーパン、パンストの姿に自らなる。
 
 そしてわたし達は、お互いに下半身はパンティストッキングという姿となり、膝立ちで向かい合っていた…


「あぁ…」

 するとゆかりは、そんなわたしの姿を、腰周りを見つめ…

「ぁぁ、き、きれ…い…」
 そう呟いてきたのだ。

「あぁ、み、みさえさん…」

 そしてそう囁きながら…
 わたしに抱き付き、キスをしてきた。

「あ………」

 その不意のキスに…

 心が震えてしまう…

 そして一気に、疼きが昂ぶってくる…

「あっ…んんっ…」

 キスを受けながらゆかりに押されてしまい…
 その勢いに、後ろに倒れてしまったのだ。

「み、みさえ…さ…ん…」
 そしてゆかりは上になり、夢中になって唇を、舌を貪ってきたのである。

「あ…ん…ぁぁ……」

 そのキスに…

 カラダの力が抜けてしまう…

 ヤバい…

 ヤバかった…

 そのキスに、一瞬にして…

 心を奪われてしまった…




ストーリーメニュー

TOPTOPへ