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シャイニーストッキング

第10章 絡まるストッキング9      美冴とゆかり

 118 ビアンな夜(59)

「あら、まずいわ…
 何か敷かないとソファがびしょ濡れになっちゃう」
 そうみさえが比較的冷静に呟き、傍らに置いてあるシャワー後に頭を巻いていたバスタオルを尻の下に敷いてくれる。

「あぁぁ…」
 わたしはその間、恥ずかしいのと激しい快感に喘ぎ、身悶えをしていた。

「はい…ゆかりぃお尻を上げてぇ…」
 そしてそう言いながらバスタオルをお尻の下に敷いてくれる。

 ああ、恥ずかしいわ…

 わたしはジンジンと疼く快感に身悶えしながら、そんなみさえの言うとおりにお尻を浮かし、そして何気なく目を開くと、その目の前に、わたしにお尻を向けた態勢でバスタオルを敷いてくれているみさえの、まだ、短パンを履いたままの姿が…
 両脚の脚の裏が…
 そして、美しいペディキュアの濡られた爪先があったのだ。

 わたしは無意識であった…

「あっ…んんっ…」
 そんなみさえの爪先に、何気なく、本当に何気なく、手で触れたのである…
 すると、みさえはそんな喘ぎを漏らし、ビクンと震えたのである。

 えっ…
 わたしはそんなみさえの反応に驚いてしまう、のだが、そのまま、触れた指先でみさえの右脚の裏の小指と薬指の爪先を撫で、軽く掴んだ。

「っんっ…あ、や、ん…」
 更に大きく震え、喘いだのである。

 あっ、そうだわ…
 さっきもそう…
 みさえは脚が敏感なんだ…

 そして…
 この爪先も…

 わたしはそんな彼女の反応に、一瞬の内にそう想い、そして…

 上体を少し起こしながら、その掴んだ爪先に唇を寄せていく。

「あっんっ、やっ、んんっ」
 するとみさえは唇が触れた瞬間に、そう喘ぎ、ブルっと震え、脚をズラそうと動かして…
 いや、動かそうとしてきたのであるが、わたしがその右脚の脚首を反対の手でガッチリと掴んだので動かせなかったのだ。

 そしてわたしはそのまま、小指と薬指の爪先を舐め、しゃぶっていく…

「はぁん、や、ゆ、ゆかりぃ…」
 みさえはそう喘ぎながら上体を捻り、そしてわたしの顔を見てきた。

 あっ…
 そう、みさえのその目が…
 欲情に昂ぶり、淫らに濡れていたのだ…

 ズキン、ドキドキドキドキ…

 そのみさえの欲情の目を見た瞬間に、急激に心が震え、疼きが激しく昂ぶり、そして…

 そして…

 何かのスイッチが…

 入った…




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