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シャイニーストッキング

第10章 絡まるストッキング9      美冴とゆかり

 117 ビアンな夜(58)

 さっきはみさえの指が欲しくて溜まらなくはなったのだが、いつもの様な膣を埋める、そして子宮を突いてくる快感の切望の疼きが無い…

 ズキズキズキズキズキズキ…
 だが、子宮は激しく疼いてきていた。

 いつも自分で慰めている時にも、硬く、熱いあの感触を求めて切なくなってしまうのに…
 なぜか、湧いてこないのだ。

「はっ、うぅんっ……」
 するとみさえの親指の先が再びクリトリスを弄り、人差し指と中指で膣の入り口を焦らすかの様に弄ってきた。

 ズキズキズキズキズキズキ…

 だが、この疼き、昂ぶりは、いつもの彼を求め、切望してくる疼きでは無いのである。

 みさえさんだからか…
 相手がみさえだから…

 ハナから女性だと、わたしの脳裏が…
 いや、すべての五感がそう認識しているからなのか…

「あんんっ…」
 だが、そんな想いも吹っ飛んでしまった。

 なんと、人差し指と中指の二本指がグニュっと一気に膣に挿入ってきたのである…
 そしてわたしは、その快感に震え、身悶えしてしまう。

 そうだ…

 この二本の指が…
 みさえを象徴する怒張と同じなのだ…

「あっ、んんっ、くっ……」
 そして中で二本の指をグリグリと激しく動かしてきた。

「あっ、や、だ、ダメ…あ、あぁん…」
 わたしは激しく喘ぎ、身悶え、腰をブルブルと震わせてしまう。

 グチュ、グチャ、ニュチャ、ビチャ…

 淫靡で淫らないやらしい湿った音が聞こえてくる。

 わたしはまるで水を垂らしたかの様におびただしく濡らしているようであった…

 それは快感に喘ぎながらも、尻の辺りの湿り気で分かったのだ。

 そして…
「あら、まずいわ…
 何か敷かないと、ソファがびしょ濡れになっちゃう」
 そうみさえが比較的冷静に呟き、傍らにあったシャワー後に頭を巻いていたバスタオルを尻の下に敷いてきた。

「あぁぁ…」
 わたしはその間、恥ずかしいのと、激しい快感に喘ぎ、身悶えするしかなかった…

 そのくらいに同性愛の、いや、この愛しいみさえとの愛撫と抱擁は…

 激しく感じてしまう…




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