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シャイニーストッキング

第10章 絡まるストッキング9      美冴とゆかり

 113 ビアンな夜(54)

 いや、全身の力がその愛撫の弄りに抜けてしまったのだ。


 すると…

「もう…おいたしてぇ…まだダメよ…」

 そしてみさえさんはそう囁き…
 乳首を舌先で転がしながら、親指でクリトリスを弄り、そして中指で膣の入り口に触れてきたのである。

 わたしはそんな囁きに…

『まだまだ主導権は譲らないわ…』
 と、いう彼女のエス的な昂ぶりの想いを感じ…

「は、あ、うぅ…」
 その攻めの愛撫に、再び、全身を蕩かしてしまうくらいに激しく感じてしまい、再び、完全にカラダの力が抜けてしまったのだ。


 いや、心も虚脱してしまったかもしれない…

「はぁぁ…んん…や、あぁぁ……」

 そして…
 もっとクリトリスをぐりぐりと弄って欲しい…
 早く指を中に挿入れて欲しい…
 と、ジリジリと、心も、カラダも、いや、弄られているクリトリスも、膣も、震わせてしまっていた…

「は、あ、うぅ…」

 もう…

 もうダメだ…

 早く…

 早く、指を…

 指を挿入れて欲しい…


「あ、うぅ…はぁぁ、ね、ねぇ…」

 わたしは…

 わたしは…

「あ……ん…ね、ねぇ…
 い、挿入れてよ……
 ねぇ…ゆ、指を…い、挿入れて…」

 心から…

 心から切望をした…

 
 するとみさえさんは、スッと乳首から唇を離し、わたしの目を見つめてくる。

「え…指を挿入れて欲しいのかな?…」
 そう囁いてきた。

 そしてその目が…

 淫靡で…

 淫らな…

 欲情の昂ぶりに濡れ、輝いていた…

「……はぁぁ…う、うん…」

 わたしはそのみさえさんの言葉に…

 その淫らな欲情の目の輝きに…

 そして自分の恥ずかしい切望の言葉に…

 エム的な、マゾヒスティックな昂ぶりを感じ…

 激しく疼かせてしまう…


「ね、ねぇ…お願い…は、早く…」

「えぇ…早く…なにぃ……」

 そしてみさえさんは言葉でも攻めて、いや、責めてくる…

「はぁん…や、やぁ…ぁ……」

 その言葉に…

 心が震え…

 蕩けてくる…






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