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シャイニーストッキング

第10章 絡まるストッキング9      美冴とゆかり

 112 ビアンな夜(53)

「ああ…み、み…さえ……」
 わたしは堪らずに、藻掻く様にブルブルと、手脚を震わせ、身悶えてしまう。

 その時…

「あっ……んんっくっ……」
 みさえさんがビクンと震え、声を漏らしたのだ。
 それは偶然に、わたしが喘ぎ、激しく身悶えをした拍子に、右膝がみさえさんの股間の隙間に入り、押してしまったのだ。

 そしてみさえさんはビクンと震え、喘ぎを上げてきたのだ…

「えっ…」
 激しいクリトリスの弄りに身悶えをしているわたしにも、そのみさえさんの一瞬反応したカラダの震え、そして漏らした喘ぎが聞こえ、判った…
 そのくらいに激しく反応してきたのである。

 そうよ…
 そうよね…

 みさえさんだって感じているんだわ…
 ううん、感じているに決まってる…

 だって…
 だって…

 わたし達はひとつに繫がったんだから…

 わたしは喘ぎながらも一瞬にしてそう想い、そして…
 すかさず、その自らの右膝をグイグイと押していった。


「あっ、んっ……ん……」
 するとみさえさんは、そんなわたしの右膝の動きに感じているように反応してくる。

 やっぱり…
 感じてるんだわ…

 よしっ…

 わたしはそんなみさえさんの反応を確認し、更に膝を押していこうとしたのだが…

 しかし…

 みさえさんは、そう一瞬、小さく震え、喘いだのだが、更に、さっきよりきつく乳首を吸ってきて、そしてより強くクリトリスをグイっと弄ってきたのである。

「あっんっ、や、あぁぁん……」
 その強めの愛撫にわたしはビクンと震えてしまい、喘ぎ、そしてスッと膝の力が弱まってしまった…
 いや、全身の力がその愛撫の弄りに抜けてしまったのだ。


 すると…

「もう…おいたしてぇ…まだダメよ…」

 そう囁いてきた…

 そして…





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