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シャイニーストッキング

第10章 絡まるストッキング9      美冴とゆかり

 71 ビアンな夜(12)

 わたしはこの程度の愛撫でこうまで感じた事は未だかつて無かった、いや、男達からの愛撫では経験がなかったのだ…

 思い返せばわたしは大学デビューだったから…
 だからイマイチ経験が浅いのがコンプレックスとなり見栄を張る意味もあって駆け足で、そしてそんな大学デビューという遅れを取り戻そうと男達と経験を積み重ねてきた…
 その結果、より高い感度と快感を求める為に大麻にハマった位であったから、基本、当時のセックスの感度は低いし、鈍いといえたであろう。 
 
 だから本当にセックスの感度が高まり、昂ぶったと実感できたのは、彼、大原浩一本部長に抱かれ、愛される様になってからなのである…
 だがそんな過去からの経験と体験を踏まえても、この美冴さんから受けている愛撫は本当に敏感に『超』が付く位に感じるのだ。

 いや、根本的に今までの経験、体験とは違う、別次元の快感といえる…

 これが同性愛の魅力なのか…

 いや魔性なのか…

 本当に心もカラダも蕩けてしまうくらいに感じてしまっていた。

「はぁ……み、みさ…え…さ…ん…」
 わたしは喘ぐ。

「みさえ…でいいわよ…ゆかり……」
 そんな言葉にも震えてしまう。

 そして乳首から唇を離して、わたしの目を見つめてくる…

 その瞬間…

 ズキズキズキズキズキズキ…

 子宮の疼きが更に激しく昂ぶってきたのだ。

 ああ…

 この美冴さんに…

 いや、みさえ…に…

 強く愛されたい…

 そして…

 余計な想いなど吹き飛んでしまうくらいに愛され、感じたい…

 愛し、感じさせたい…

 美冴さんの目を見つめながらそう想っていると…

「うふふ…」
 美冴さんはそう微笑みながら、自らのノースリーブの黒いTシャツを脱いできたのだ。

「あっ…」
 なんと美冴さんは、ノーブラであった。

 今まで全く気付かなかった…

 そして目の前に、白く、やや小振りな、カタチの良い、柔らかそうな乳房が…
 綺麗なピンク色の乳首が現れたのである。

 ドキドキドキドキドキドキ…
 わたしは一気にに胸が高鳴った。

 なぜならば…

 温泉や公衆浴場、そしてエステやスポーツジム以外で、こうして目の前で、生で、女性の胸を見たのは…

 いや、こんな淫らな想いで女性の胸を見たのは初めてであるから…



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