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シャイニーストッキング

第10章 絡まるストッキング9      美冴とゆかり

 70 ビアンな夜(11)

 わたしはその唇の快感に激しく震え、身悶えし、胸の、乳首に感じる快感の悲鳴を上げていく…

「あん、はん、み、み……さ…んん…」
 そして思わず喘ぎながら名前を呟いてしまう。

 堪らない快感だ…

 これもまた唇の感触、舌先の感触が柔らかく、舐め方がすごく繊細で、今まで受けていた男達からの愛撫とは全く、いや、根本的に違うのだ…

 わたしはそんな美冴さんによる快感の波に、いや、徐々に昂ぶる大波に揺れていく…

 そしてやはり…

 どうやら美冴さんは…

 この女同士、同性のもたらす快感を…

 知っている…

 いや、過去に同性との経験があるのか…
 理解しているようなのである。

 ピチャ、ピチャ、ピチャ、ピチャ…
 そんな感じに、乳首をわざと音を立て舐め、吸ってくるのだ。

 わたしはその淫らな音にも心を震わせ、ときめきながら感じてしまう…


「はぁん、あん…ん…」
 そして同時に、柔らかく、繊細に乳房を揉んでくる。

 堪らない快感なのだ…

 まるで快感の海に、ふわふわと漂っているような快感といえる…


「んん…ゆかりさん…いえ、ゆかり…
 気持ちいいの?…」
 すると美冴さんはそう囁いてきた。

「あ……ん……」
 わたしは言葉にならない。

「…ずっと…ずっと…」
 美冴さんはそう囁きをしてくる。

「ぁぁ……ん……」
 ずっと…何だ?

「ずっと……こうしたかったの……」
 するとそう囁いてきたのである。

「………あぁぁ……」
 わたしは、その美冴さんの囁きに激しく心を震わせ、揺らせてしまう。

「あ、愛したかった………の…」
 こうも続けてくる。


 あぁぁ、わたしも…

 わたしも…

「は……ぁ……み…さ…も……」

 わたしもそうだ…

 だが、快感と感動で心が激しく揺らいでしまい、言葉にならない…
 
 そしてカラダの力も完全に抜けてしまう…

 キスに蕩け…

 指先に蕩け…

 そして胸の、乳房への、乳首への愛撫に完全に蕩けてしまう…

 この程度の愛撫で、こうまで感じた事は、未だかつて無かった。

 いや、男達からの愛撫では経験がなかったのだ…





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