テキストサイズ

シャイニーストッキング

第10章 絡まるストッキング9      美冴とゆかり

 59 心の衝動…

 本当に美しい脚なのだ…
 惚れぼれしてしまう。

 そして艶々で、ツルツルな肌理細かい肌触り…
 脚フェチな男達には堪らない筈なのが良くわかる。

 昂ぶりが止まらない…

 そして心の奥深くから沸々とある欲求が、想いが、衝動が…
 沸き起こってくる。

 ああ…

 舐めたい…と。

 そして心の震えと、疼きの昂ぶりが更に、急激に激しくなってきた…

 ああ美冴さん…

 ドキドキ…

 ウズウズ…

 この激しい昂ぶりは、おそらくこの美冴さんを見つめる目に映っている筈なのだ…
 そしてわたしはその内なる衝動を抑え切れずに、掴んでいる美冴さんの脚首を無意識に撫でてしまう。

「あっ…んんっ…」
 すると美冴さんはそう声を漏らし、ビクッと大きく震えてきたのだ。

 ああ、堪らない…

 やはり感じてるんだわ…

 ドキドキドキドキドキ…

 ウズウズウズウズウズ…

 そしてわたしの昂ぶりの疼きは最高潮に達し…
 完全に子宮から溢れ出て、心と思考を支配し始め、淫靡で淫らな欲情の衝動を命じてきたのである。


「ホント…綺麗な脚……」

 わたしはそう囁きながら、横座りしている脚首のアンクレットから脛とふくらはぎの真ん中辺りを、人差し指でツーっと撫で上げていく…
 いや、その指先の動きは完全に愛撫といえる撫で方であった。


「んんっ……」
 
 すると美冴さんは、ビクッと触れられている脚を大きく震わせ、そんな声を、いや、それはもう喘ぎ声といえた…

 そして、喘ぎながら身悶えし…

 その撫で上げているわたしのの右手を掴んできたのだ…

 だが、その掴んできた美冴さんの手からは…

 拒否は感じなかった…


「……………」
 そして突然、右手を掴まれたわたしは無言で美冴さんを見つめる。

「……………」

 そしてわたしと美冴さんは見つめ合う…

 
 その美冴さんの目はすっかりわたしの指先の愛撫により、昂ぶり、欲情に濡れて、妖艶な輝きを放ってきていた…

 そしてその瞳が…

 わたしを見つめ…

 惹きよせ…

 魅きよせる…


「ぁ………」

 もう、わたし達に言葉はいらない…


 心が蕩けてきた…

 ドキドキドキドキドキ…

 ズキズキズキズキズキ…


 もう心の衝動は…


 抑えることができなくなっていた…





ストーリーメニュー

TOPTOPへ