
シャイニーストッキング
第10章 絡まるストッキング9 美冴とゆかり
52 女子トーク(13)
「あまりにもさぁわたしとの営業成績に差が出てしまい、ヤツは焦り、父親に頼ったんだけどね…」
元々、これまでのヤツの営業成績の全てが議員である父親のコネクションによるもので、だけど、さすがに父親もネタ切れになってさぁ…
「そうしたら、ヤツはふて腐れて、なんと…」
「えっ、なんと?…」
「なんと、同じ営業2課の同僚の女に手を出して浮気して、しかも、その女を使って、わたしのあらぬ噂をまき散らしてさぁ…」
「え…」
「妻であるわたしを潰しにきたのよ…」
「えっ、そ、そうなんですか…」
さすがに美冴さんも驚きの声を上げてきた。
「ま、簡単に云うと、それが電撃離婚の原因かなぁ…
ま、ヤツはそれが原因で左遷され、退職し、今は議員の父親の秘書になってるみたいだけどね…」
「そ、そうなんですかぁ…」
少し美冴さんは驚いた感じの声を上げてきた。
「ま、そんな感じで元夫はファザコンみたいなさぁ…」
本当はもっと複雑なウラ話しが沢山あったのだが、今、その話しは必要ないかな…
と、わたしは省略をする。
「で、でも、本当にある意味、わたしの元旦那のマザコンと同じかも…」
すると美冴さんはそう呟いてきた。
「でしょう、マザーか、ファザーの違いだけよねぇ」
と、わたしは笑いながら美冴さんの肩を抱いてしまったのだ。
無意識であった……
「あっ…」
すると、美冴さんがビクッと小さく震えてきた。
「えっ」
そしてわたしはそんな反応をする美冴さんの目を、思わず見てしまう…
と、美冴さんの目は一瞬の内に、再び濡れていたのである。
え…
せっかく話題を変えたのに…
また…
そして、そんな美冴さんの目を見てしまったわたしまで、また、再び…
ドキドキ…
ズキズキ…
心が高鳴り、疼き、昂ぶってしまったのだ。
え…
あ…
さっき、ノリで美冴さんの肩を無意識に抱いてしまったからなのか?…
「ふうぅ…」
そして美冴さんは吐息を漏らす…
ドキドキドキドキ…
ウズウズウズウズ…
そして鼻腔に、ムスクのお香の甘い香りが漂ってきた…
「あまりにもさぁわたしとの営業成績に差が出てしまい、ヤツは焦り、父親に頼ったんだけどね…」
元々、これまでのヤツの営業成績の全てが議員である父親のコネクションによるもので、だけど、さすがに父親もネタ切れになってさぁ…
「そうしたら、ヤツはふて腐れて、なんと…」
「えっ、なんと?…」
「なんと、同じ営業2課の同僚の女に手を出して浮気して、しかも、その女を使って、わたしのあらぬ噂をまき散らしてさぁ…」
「え…」
「妻であるわたしを潰しにきたのよ…」
「えっ、そ、そうなんですか…」
さすがに美冴さんも驚きの声を上げてきた。
「ま、簡単に云うと、それが電撃離婚の原因かなぁ…
ま、ヤツはそれが原因で左遷され、退職し、今は議員の父親の秘書になってるみたいだけどね…」
「そ、そうなんですかぁ…」
少し美冴さんは驚いた感じの声を上げてきた。
「ま、そんな感じで元夫はファザコンみたいなさぁ…」
本当はもっと複雑なウラ話しが沢山あったのだが、今、その話しは必要ないかな…
と、わたしは省略をする。
「で、でも、本当にある意味、わたしの元旦那のマザコンと同じかも…」
すると美冴さんはそう呟いてきた。
「でしょう、マザーか、ファザーの違いだけよねぇ」
と、わたしは笑いながら美冴さんの肩を抱いてしまったのだ。
無意識であった……
「あっ…」
すると、美冴さんがビクッと小さく震えてきた。
「えっ」
そしてわたしはそんな反応をする美冴さんの目を、思わず見てしまう…
と、美冴さんの目は一瞬の内に、再び濡れていたのである。
え…
せっかく話題を変えたのに…
また…
そして、そんな美冴さんの目を見てしまったわたしまで、また、再び…
ドキドキ…
ズキズキ…
心が高鳴り、疼き、昂ぶってしまったのだ。
え…
あ…
さっき、ノリで美冴さんの肩を無意識に抱いてしまったからなのか?…
「ふうぅ…」
そして美冴さんは吐息を漏らす…
ドキドキドキドキ…
ウズウズウズウズ…
そして鼻腔に、ムスクのお香の甘い香りが漂ってきた…
