
シャイニーストッキング
第9章 絡まるストッキング8 部長佐々木ゆかり
221 手…
チン…
するとそんな沈黙の想いを破るかのようなエレベーターの到着音が、この重い空気を破ってくれた。
そして我がコールセンター部のある15階のフロアに到着する。
わたしはコールセンター部の入り口のドアをソローっと開ける、すると、今までの二人の沈黙の静けさを破るかのように、24時間対応の損保係のオペレータースタッフの話し声が聞こえてきたのだ。
わたしは、この日常の音に、なんとなくだが、少しホッとする…
そして静かに中へと入る。
幸いな事に、部長室は入り口直ぐ脇にあり、オペレータールームからは完全に死角となっていて、わざわざ覗かないと見えない位置にあった。
だから、こんな遅い時間に杉山くんと二人で会社に戻ってきたのが知れてしまうとあらぬ噂を立てられても面倒であるから、好都合ではあったのた。
わたしは静かに部長室のドアノブの鍵を開け、二人で中に入っていく。
そしてこの部長室の中は帰り際に全部ブランドを下ろしてあったから、廊下の灯りだけではかなり薄暗かった。
だからわたしは灯りを点けようとドア横のスイッチに手を伸ばしていく。
「え……」
すると…
「あ……」
なんと…
突然に…
そのスイッチに置いたわたしの手を、杉山くんが握ってきたのである…
「ぁ……ぇ…」
そしてガチャリと、ドアノブのロックする音が聞こえてきた。
な、なんだ…
そしてなんとわたしは、後ろから杉山くんに抱き締められたのである…
チン…
するとそんな沈黙の想いを破るかのようなエレベーターの到着音が、この重い空気を破ってくれた。
そして我がコールセンター部のある15階のフロアに到着する。
わたしはコールセンター部の入り口のドアをソローっと開ける、すると、今までの二人の沈黙の静けさを破るかのように、24時間対応の損保係のオペレータースタッフの話し声が聞こえてきたのだ。
わたしは、この日常の音に、なんとなくだが、少しホッとする…
そして静かに中へと入る。
幸いな事に、部長室は入り口直ぐ脇にあり、オペレータールームからは完全に死角となっていて、わざわざ覗かないと見えない位置にあった。
だから、こんな遅い時間に杉山くんと二人で会社に戻ってきたのが知れてしまうとあらぬ噂を立てられても面倒であるから、好都合ではあったのた。
わたしは静かに部長室のドアノブの鍵を開け、二人で中に入っていく。
そしてこの部長室の中は帰り際に全部ブランドを下ろしてあったから、廊下の灯りだけではかなり薄暗かった。
だからわたしは灯りを点けようとドア横のスイッチに手を伸ばしていく。
「え……」
すると…
「あ……」
なんと…
突然に…
そのスイッチに置いたわたしの手を、杉山くんが握ってきたのである…
「ぁ……ぇ…」
そしてガチャリと、ドアノブのロックする音が聞こえてきた。
な、なんだ…
そしてなんとわたしは、後ろから杉山くんに抱き締められたのである…
