テキストサイズ

ほしとたいようの診察室

第7章 回想、主治医の苦悩



ベッドにあったブランケットで、のんちゃんの背中を包むと、病室を歩き回る。

窓の外が見えるように、ゆらゆらと揺れていると、のんちゃんは言った。









「おそと、いきたい。おそとで、あそびたい」









その表情は、ひどく落ち着いて見えた。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ