ほしとたいようの診察室
第6章 回想、はじめまして
ここのところ、のんちゃん以外の優先生の受け持ちの子どもの容体が、少し良くない。予定外の入院になる子もいた。
のんちゃんがおとなしい分、他の子どもたちにも目と手は回るが、充分とは言えないし、なにより仕事が膨大だった。
優先生は病院で寝泊まりして、気づいたら10日くらい家に帰ってなかったから、俺は優先生の体の方が心配だった。
いつものことなのだろう。優先生は相変わらずタフなので、なんとも思ってないように仕事をこなしていたが。
「わかってる。ありがとう。病院戻って、のんちゃんに絵本読んだら帰るよ。あの一件から恐ろしく聞き分けがいいから」
今日は、俺がこのまま当直で、優先生は日勤だった。今日だけでも早めに帰って休んで欲しいと思っていたのだ。
……
のんちゃんがおとなしい分、他の子どもたちにも目と手は回るが、充分とは言えないし、なにより仕事が膨大だった。
優先生は病院で寝泊まりして、気づいたら10日くらい家に帰ってなかったから、俺は優先生の体の方が心配だった。
いつものことなのだろう。優先生は相変わらずタフなので、なんとも思ってないように仕事をこなしていたが。
「わかってる。ありがとう。病院戻って、のんちゃんに絵本読んだら帰るよ。あの一件から恐ろしく聞き分けがいいから」
今日は、俺がこのまま当直で、優先生は日勤だった。今日だけでも早めに帰って休んで欲しいと思っていたのだ。
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