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ほしとたいようの診察室

第6章 回想、はじめまして

……



やがて、のんちゃんは少しずつ目を覚ます時間が多くなると、手や足を動かすようになった。

ある日は酸素マスクを外し、また別の日は点滴を抜去する。
また別の日は全てを外してベッドから降りようとする。

それが毎日続くし、誰の言うことも聞かないものだから、手足は抑制されることが多くなっていって、のんちゃんの不満と不安は募っていくばかりだった。



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