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ほしとたいようの診察室

第6章 回想、はじめまして

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母親は父親と一緒に、その日のうちに会いに来てのんちゃんを抱きしめてこう言った。

「のんちゃん。のんちゃんは病気になっちゃって、しばらく病院にいなきゃいけないの。ここにいるお医者さんや、看護師さんの言うことをよく聞いてね。良くなったら、ちゃんと迎えに来るからね」


両親は毎日夜に、のんちゃんの寝顔を確認しに来てくれてはいたが、なかなかそれ以上の時間がとれないようだった。

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