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エッチな女子高生は年上がお好き

第2章 出会い


7階にあるCDショップのイベントスペースには、既にそのバンドのグッズやTシャツを身につけた人たちがいて、殆どが40.50才くらいと、年齢層が高い。

ちらほらと若い男女がグループで話し込んでいて、正直怖い。

その塊を横目に、CDを買うために、商品を手に取り、レジに向かう。

レジでは、レシート、今日のイベントの整理番号、特典のステッカー、イベントの抽選券がわらわらと配られ、手元がいっぱいになって、慌てふためいてしまった。


なんとか財布にたくさんの紙を詰め込んで、始まる寸前のイベントスペースに向かう。
ちょっとした演奏が行われるようで、レジから帰ってきた頃には、場所の取り合いで前の方は埋まってしまっていた。

後ろの方はまだ話している人や、さして興味もないと見えて、点々とひとが散らばっている状態で、私はその中でも少し後ろの方に突っ立っていた。

いつ始まるのかドキドキしながら。

携帯で時計を見るとイベント開始時刻の3分前。心なしか、周りの人達の緊張感も伝わってくる。

「まもなくイベント開始します。出来るだけ前の方までお詰めください!」
係員が何度か注意をしたと思ったら、会場のBGMのボリュームがぐんと上がって、入場曲が流れ出す。

ステージに、バンドメンバーが上がってきた。

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