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出会い系サイトのレイプマン

第1章 レイプマン登場

フフフフ、この森からは簡単には逃げられねえぞ、周辺は、高滝ダムに囲まれているんだ、この先にあるのは高滝神社ぐらいだ、黒田明はペンシル型ライトを照らして、鳥居の門をくぐり抜けて、高滝神社の参道を歩いて行く。一方田中理沙は、本堂の横を通って2匹のきつねの石像の間をくぐり石段ををサクサク降り始めた。早いとこ降りて、森の中に逃げ込もうと考えていた。しかし、鳥居の方向に目を向けると、ライトの明かりが見えたのである。黒田明が、田中理沙を探しに来ていた。田中理沙の頭の中に、童話のとうりゃんせの、歌が聴こえて来た、とうりゃんせ、とうりゃんせ、ここはどこの細道じゃ、田中理沙は、いや、もう、いや、と小さく言葉を漏らした。行きはよいよい、帰りは恐い、恐いながらも、とうりゃんせ、とうりゃんせ、童話の歌と同じで。行きは大丈夫だったが、帰り道は恐いのだ、田中理沙は数段降りた石段を、再び一気に描け上がった。再び2匹のきつねの石像の間をくぐり抜けて、本堂の前に戻って来た。

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