
おはな畑
第2章 キスマーク
「も、もう! 五条先生のバカっ……! は、恥ずかしいじゃないですか……っ!」
途端に恥ずかしさが込み上げて、居た堪れない気持ちになり、とりあえず五条先生に八つ当たる。
「んあぁ!? こっちの台詞だ!」
当然、五条先生にも言い返され、
「なんで教えてくれなかったんですか!」
「キスマークくらいわかると思うだろ!! なんで知らないんだ!! それに、ここまで痕が残ってるとも思ってなかったしだな……っ。先生達にはあれこれ聞かれるし、ったく……」
「わかんないですよ!! そもそも、聴診されたら見せようとしなくても見られるし! 今日健診あるのわかってたんだから……」
湯船の中、素っ裸なことも放念して、言い合いをしていると、
「健診あるのわかってたんだから、最初からキスマークなんて付けないでくださ、んぅっ……!!」
五条先生に唇を塞がれた。
