
おはな畑
第2章 キスマーク
「わたし、藤堂先生にキスマーク見られたんですか!?」
「あぁ……!?」
目を見開くわたし。
五条先生は、呆れてものも言えないような顔。
「何を今頃言ってるんだ……だから馬鹿かって言ったんだ」
「と、藤堂先生って、キスマークのことは……ご存じ……?」
「当たり前だろ!!」
「うっ……で、ですよね……」
となると、藤堂先生が『五条先生とエッチしたでしょ?』って言ってきたのは、きっと、わたしのあざがキスマークだとわかっていたから……。
それを、あざだと思って、見せびらかしていたなんて。
