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扉を開けて AN

第2章 初めての恋



至近距離で聞いた声のボリュームにビックリ

俺の心臓はさっきとは違う意味で
早鐘のようにドキドキしてるけど
まーくんは自分が寝言を言ってた事には
気づいてないみたいだ

それなら俺の方からも触れるのはよそう


「良いけど。もう誰も居ないよ、帰ろ」
「うん、ホントごめんねー」

「マジで寝てた?」
「うん、何か夢見てたー」

「・・どんな夢?」
「うーん・・えっと・・あれ、よく覚えてないや
アハハー、俺いつも忘れちゃうんだよねー」

「・・・・・・」






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