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🕯️悪夢の神様🕯️

第19章 ダイバーの役割


手加減したとはいえ…


男性に頬を叩かれたのだ――――くるみちゃんはヨロっとなる。



「――――な?は?…意味が…意味が分からないんだけど…」


「意味が分からない?バカだからだろ?」


俺もたいがいバカだが…彼女ほどではない。



「バ…バカって!」


「俺がここに来たのは…未來ちゃんがお前を助けてくれって言うからだ!でなきゃ、未來ちゃんの事を“死ね”だの“アイツ”だの言う不細工なんか助けようと思わねぇんだよ!」



俺の言葉に頬を押さえながら睨む彼女には、俺の言葉は届いていない気がする。


だが、未來ちゃんの苦労や苦痛…何一つ分かっていないのはお前ら家族だ!



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