
🕯️悪夢の神様🕯️
第19章 ダイバーの役割
「は?どこが助けにきたって言うのよ!」
俺の胸ぐらをつかみギリギリと締め上げる彼女の般若のような顔は……ぶっちゃけ――――不細工で…
天使のような未來ちゃんの妹とは思えないほどだ。
「――――お前…未來ちゃんの力の事…知ってるんだろ?」
俺は締め上げるくるみちゃんの腕を掴み…皆に聞こえないように呟く。
「――――!」
その言葉に息を飲んだくるみちゃんは更に俺の首を絞めようと力を入れる。
「おい!絞めんな――――苦しい!」
「なんなのよ…あんた――――アイツの力とか…なんなのよ!」
手首を掴んでいるから…それ以上は絞められることはないが…周りの生徒や顧問はオロオロとしている。
