
🕯️悪夢の神様🕯️
第19章 ダイバーの役割
「――――は?なんで…」
「それはこっちの台詞です!!!なんで、私が汚い花の入ったバケツの水を被らないといけないのよ!」
くるみちゃんは頭からぶっかけられた水に濡れながら俺を睨む…
「ちょっと――――くるみちゃん!大丈夫!?」
バスの横で点呼をとっていたパートリーダーが俺とくるみちゃんのやり取りを見ていたのか…驚きの声を上げていた!
「ちょ、なっ!?藤橋さん!?」
そんな時…
職員玄関から合唱部顧問の先生と運転手が出てきた。
「マジかよ…おせぇ~よ…」
俺はこの状況に冷や汗が止まらない…。
「ちょ、藤橋さんびしょ濡れで…。ど~言う状況?」
「す、すみません――――、お…俺の不注意で…」
「不注意って状況――――?親切に声をかけた結果が……これ!?」
くるみちゃんは、拳を握りしめ怒りに顔を真っ赤にさせている!
