
🕯️悪夢の神様🕯️
第19章 ダイバーの役割
振り向いた瞬間に――――勢い余って…
声をかけてきた人に俺はバケツの水をおもいっきり…ぶちまけた…。
「――――キャァァァ!!!!冷たい!」
「ごめんなさいっす――――」
プランB……失敗。
ヤバい、ヤバい――――ど~しよう!!!
岳さ~~~~~~~~ん!ピンチっす!
「ちょ…なんて事を――――…」
「すみません、すみません!俺、緊張して!」
俺はバケツの水を全て被ったその人に頭を深々と下げて謝った!
謝って…すむ問題じゃないけどな…。
「――――あなた…あなた………」
「――――へ?」
俺は頭を下げ水をかけた人の足元しか見えていないが…
女性だった――――…しかも、白いソックスに…学生がよく履いてる…見慣れた靴…
「学生…え?生徒さん!?」
俺は慌てて頭を上げた!
そして青ざめる…
「――――あ…嘘…だろ…」
そこにびしょ濡れで立っていたのは…
未來(みくる)ちゃんの妹――――…
くるみちゃんだった……。
