
🕯️悪夢の神様🕯️
第19章 ダイバーの役割
「皇輝君、運転手の顔は覚えてるよね?」
車から花のバケツを言うなればいくつかおろし、台車に乗せる。
「うっす!白髪まじりの男性っす!なんか作業着っぽいの着てるので、先生って感じはしなかったっす!」
「用務員兼務なのかも……バスはあのバスか?」
駐車場に止めてあるスクールバスを指差し岳さんが聞く。
――――あのバスだ…
俺はゾクッと背筋に寒気が走った。
「あれっす――――…なんか、変な気分です…数時間後にはあのバス…グチャグチャなんすよ?」
岳さんは「そうか…」と、軽く呟くと視線をバスから外した。
「さて――――じゃぁ、運転手のおっさんに、この花の水ぶちまけるぞ!」
「――――うっす!」
プランAスタート!
