
🕯️悪夢の神様🕯️
第17章 真実の悪意
「えっと……俺たちは見てないんで…」
俺は、ヤバイ薬の取引現場をみたと思いキャバ嬢に頭を下げた。
「は?いやいや――――…ヤバイ薬とか私やってないから!」
俺の言葉にキャバ嬢は慌てて手のひらのモノを俺たちに見せた!
そこには…小さな小ビンが見えた。
「星の砂――――…だって、どっかの海岸の……砂…」
よく見ると――――そこには、粒の大きめな星の形をした綺麗な砂が入っていた。
「――――お土産だって…くれたんだけど…」
おお?――――俺は始めてみる星の形をした砂に顔を近づけると小ビンを眺めた。
つられて未來ちゃんも小ビンを見ているが、キャバ嬢は力なく笑った。
さっき、俺を店に呼ぼうと派手に接触してきた人とは思えないほど…
笑う顔には覇気がなかった。
