
🕯️悪夢の神様🕯️
第2章 命の恩人!?
やっとのことで、バイト先に戻ると――――…
「皇輝(こうき)!――――お前、無事か!?
おいおい……その、格好…マジかよ…」
レンタル店の前で店長が俺を待っていた!
ゴールが目の前だと思うと、足が一気に動かなくなる!
ガクッと膝が抜け――――転びそうなところを、店長がとっさに支えてくれた!
「おい――――まさか、走って戻ってきたのか?で――――…火事は?」
「あ――――、火事……そう、火事……全焼っす…俺………何も…できなくて……全部燃えて………俺――――――――無一文っす…」
俺は、店長に支えられながら……店に入るが…
店の中には……未來ちゃんの姿がなかった!
「未來(みくる)ちゃん――――――――…は?…店長……未來ちゃん……」
「大丈夫――――…スタッフルームにいる…」
