
🕯️悪夢の神様🕯️
第2章 命の恩人!?
「ケンくん!!!マヤさん!!」
201号室の扉をさっきよりも乱暴に叩き2人りの反応を見るも…返答は感じられない!
「もう!無理よぉぉぉ!松原さ――――ん!火が!火が燃え移ってきてるよぉぉぉぉ!逃げて――――!逃げてぇ!!!」
大屋さんの声が下から聞こえる!
忠告と言うよりも――――ほぼ絶叫に近い切羽つまった声だった!
「くそ!燃え移ったのかよ!」
それでも俺は、201号室の扉を叩き続けた!
すると、玄関の扉上部隙間から…白い煙が微かに漏れた…。
「ヤバい――――!部屋に煙が充満してるのか!?」
俺は、一歩引いて「ぶっ壊れろぉぉぉぉぉぉぉ!」と、扉を蹴破った!
バッゴ――――ンンンン!と、勢いよく扉は壊れ開き、空気の通り道ができ中の煙が玄関から勢いよく流れた!
「ボッゲ!ゲホッ!ゲッホ――――!くっせ!」
かなりの煙が部屋にあったらしく俺は、それを吸い込み咳き込んだ!
しかも――――燃え移った火が壁をプスプスと燃やし始めていた!
