
🕯️悪夢の神様🕯️
第2章 命の恩人!?
先に一階の宇野さん夫婦の扉を何度も叩いた!
すると、中から「う――――…ぅ」と、声がした気がした!
俺は、扉から一歩引いて――――「そりゃぁ!」と、扉を蹴破った!
そこには、玄関まで這いつくばって移動していた老夫婦がいた!
「じぃちゃん!ばぁちゃん!!!」
俺は、手を伸ばし宇野じぃちゃんを部屋から引っ張りだした!すると、じぃちゃんはばあちゃんの事をしっかり抱き抱えていたのか――――芋づる式に二人が外に出た!
その姿を見た野次馬が――――じぃちゃんとばあちゃんを救出するのに近寄る!
「二人を頼む――――!」
俺は、野次馬に二人を託すと――――!
すぐ上の201号室に向かうため、101号室の横にあった雨樋から伸びた竪(たて)に手を伸ばし、反動をつけてそれをよじ登った!
俺は、ショートカットの方法で直接201号室の扉の前まで登った!
