テキストサイズ

🕯️悪夢の神様🕯️

第7章 勇気の結末


「///えっ、え――――…未來ちゃん…どうしたの?可愛いんだけど!」


俺は、嬉しくて未來ちゃんのうつむく顔をワクワクしながら覗きこんだ!



――――が、未來ちゃんの顔は真っ青で…気がつけば…繋いだ手もプルプルと震えていた!



「――――ど…どうしたの?何か…見えた?」



「は…犯人……が…いる…」




――――は?



犯人!?



俺は、慌てて振り替える!あの――――猫背の…ゴブリン?


そんな、人間いなかった気がしたが…俺は、辺りを見渡した!



「誰も――――…いない…けど?」




「いる――――近くに…いる……怖い…」



ブルブル震える未來ちゃんに…警戒心を強める俺だが――――…平日の昼間に…住宅街を歩く人間は数少ない!



しかも、“近くに…いる”と、言うことだから…まだ俺が黙認出来ていないだけで――――未來ちゃんには何か感じるものがあるんだ!



――――信じろ、信じるんだ!



「未來ちゃん――――絶対…手を放しちゃダメだよ!一緒に行こう、俺にも犯人の顔を教えてくれ…」



コクンとうなずいた未來ちゃんは震えながらも俺の手を強く握り歩きだした!



ストーリーメニュー

TOPTOPへ