
🕯️悪夢の神様🕯️
第7章 勇気の結末
「い…嫌かもだけど…このままでいいっすか?」
俺は、後ろから未來ちゃんを抱きしめたままうつむく彼女に問いかける。
「///!…――――…(コクン)」
一瞬体が固くなったが、首肯く未來ちゃんはなんだか小さく感じた。
――――相当…不安なんだろうなぁ…。
抱き締める手に力が入る。
「さ――――…寝よう」
ゆっくり布団に横になったが、俺は未來ちゃんを抱きしめたまま…体勢を崩さない。
がっちりホールドされている未來ちゃんだが、バタバタと暴れたり…いやがったりしないし…。
「――――また…魘されたら…起こして……」
未來ちゃんは、小声でそう言うとキュッ…と、身を縮めた。
「了解――――…オヤスミ」
俺たちは1つの布団で――――…眠りに落ちた。
