
となりのにぃに
第17章 バレンタインは誰のもの?
「俺のこと、一応考えてくれてんのな。その顔」
余程気まずさが顔に出てたんだろうか。
「そりゃ考えてるよ」
「サンキューな」
「ちょっと中村そこどいてー、みりと話したいの」
千尋! 今間に入ってくれた君は女神に見える!
「あぁ、またバレンタインの話か」
「そうだよ。はい、男子は邪魔ー」
中村くんを押しのけて、千尋が隣に座った。
「ねぇ見て? 男の子に人気のチョコの本持ってきたんだ」
「わぁ、ほんとだ」
中村くんの姿はもう見えないし、女子トークが始まった。
「やっぱ人気はトリュフなんだね」
「そうだねー。でもこのカップケーキも簡単で美味しそうじゃない?」
「あー! それもアリ」
「幼なじみの人はどっちが好きそう?」
いきなりの敬人の話題にドキッとした。
中村くんに聞こえるかもしれない。
そんな気持ちが頭をよぎった。
「みり? どした?」
「あ… なんでもないよ。 そうだね、やっぱトリュフかな」
少し小声気味で話した。
「決定にする?」
「そうだね。でも一応、カップケーキとトリュフのレシピ、このノートにメモしていい?」
「もちろん! やっぱ悩むもんね」
2つのレシピをメモし終わった頃にチャイムが鳴り、本を片付けて授業に入った。
余程気まずさが顔に出てたんだろうか。
「そりゃ考えてるよ」
「サンキューな」
「ちょっと中村そこどいてー、みりと話したいの」
千尋! 今間に入ってくれた君は女神に見える!
「あぁ、またバレンタインの話か」
「そうだよ。はい、男子は邪魔ー」
中村くんを押しのけて、千尋が隣に座った。
「ねぇ見て? 男の子に人気のチョコの本持ってきたんだ」
「わぁ、ほんとだ」
中村くんの姿はもう見えないし、女子トークが始まった。
「やっぱ人気はトリュフなんだね」
「そうだねー。でもこのカップケーキも簡単で美味しそうじゃない?」
「あー! それもアリ」
「幼なじみの人はどっちが好きそう?」
いきなりの敬人の話題にドキッとした。
中村くんに聞こえるかもしれない。
そんな気持ちが頭をよぎった。
「みり? どした?」
「あ… なんでもないよ。 そうだね、やっぱトリュフかな」
少し小声気味で話した。
「決定にする?」
「そうだね。でも一応、カップケーキとトリュフのレシピ、このノートにメモしていい?」
「もちろん! やっぱ悩むもんね」
2つのレシピをメモし終わった頃にチャイムが鳴り、本を片付けて授業に入った。
