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優しく咲く春 〜先生とわたし〜

第12章 ふたりの憧れ

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部屋に入ってから、下着とズボンを外す。
恥ずかしいから一息で脱いで、タオルを腰に巻き付けた。

「あれ、今日は自分から脱げてえらいねぇ……」

言いながら、春ちゃんはベッドにバスタオルを敷くと、その上に何故か正座する。
優はいつも通り往診セットを取り出すと、準備を始めた。

「……変な褒め方しないで。……その、……恥ずかしいから」

「ごめん、ごめん」

春ちゃんは悪びれなく言うと、頭をかいた。

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