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優しく咲く春 〜先生とわたし〜

第10章 夏の訪れ


お互いの顔めがけて、水を掛け合う。


なんとなくその時、わたしたちは兄妹なんだと思った。

真夏の空の下、きらきらと輝く水しぶきが眩しくて、海が楽しくて、優が笑っているのが嬉しくて。しばらくそうして2人で遊んでいた。

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