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ユリの花咲く

第2章 瑞祥苑

緊張している遥の顔に、私はシャワーを浴びせた。

「きゃあ!」

反射的に遥は、両手で顔を押さえた。

「もう、何するんですかぁ!」

遥は顔を拭いながら、甘えた声で抗議する。

「あはっ!ごめんね。でも、遥のおっぱいもあそこも丸見えよ」

「やだあ!」

慌てて隠そうとする遥を、私は抱き締めた。

遥の豊かな乳房と、私の乳房が触れあう。

耳元に息を吹き掛けながら、私は言う。

「かわいいよ、遥」

遥の身体から、力が抜ける。

私は遥に唇を重ねて、今度はゆっくりと、
そして深くキスをした。

遥の唇を割り、舌を侵入させると、遥もそれに応えてくる。

「ああっ!有紀さん。あたし、もう・・・」

長いキスに耐えきれず、唇を離した遥が切ない声を上げる。

「まだよ。ちゃんとキレイにしてから。
はい、シャンプー」

私はシャンプーのボトルを差し出した。

「有紀さんって、ドSですかぁ?」

シャンプーを手に取りながら、遥が言う。

「ドSだったら、キライになる?」

私が言うと、遥がしがみついてきた。

「ならない!有紀さん、だぁい好き!」

「私も遥が、だぁい好き!」

もう一度抱き合って、唇を求めあった。


すぐにその場ででも愛し合いたかったが、ワンルームのバスルームは、ちょっと狭すぎた。

私は、手にボディーソープを付けて、遥の身体を洗ってやる。

遥の身体のなだらかな曲線は、本当に魅力的だ。

多分、Dカップはありそうな乳房は、少しも垂れていなくて綺麗な釣鐘型をしている。
小さなピンクの乳首は、ツンと前を向いていてかわいい。

下腹部の逆三角形の茂みは薄くて、割れた部分がはっきり見える。

この身体、男ならきっと溺れる・・・
失言、
女の私が、溺れてしまいそう。

手を伸ばして、陰部を洗おうとする手を、遥が押さえた。

「有紀さん、ダメ!自分で洗うからっ!でないとあたし、立っていられなくなる!」

遥が声を上げた。

私は、遥の言うことを聞いて、攻撃の手を緩めた。


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