
ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第68章 お父さんとお母さん
自分の部屋で着替えを済ませてリビングに戻ると、ダイニングには美味しそうな朝ごはんが並んでる。
サラダにオムレツにマッシュポテト、ベーコンにソーセージ、ヨーグルトやシリアル、フルーツ、そして、パンケーキ。
五条先生が作ってくれる朝食よりさらに豪華な朝食。
朝からこんな華やかなテーブルは見たことない、はずだけど…
「…懐かしい。」
ポツリと呟いてしまうほど、そう感じた。
五条先生もご両親も目を丸くしてる。
五母「このシリアルやパンケーキのミックスはね、アメリカから持ってきたの。昔ひなちゃん好きだったなと思って。」
それでか。
それでこんなに懐かしい気持ちになったんだ。
お母様、わたしが昔食べてたもの覚えててくれて、日本まで持ってきてくれたなんて、すごくうれしい…
「わたしのために…。ありがとうございます。」
五母「いいえ〜。さぁ、いただきましょうか。」
とみんなで朝ごはん。
