ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第138章 淀み
「うっ…」
「ひな?」
「やばい……は、吐きそう…」
突然気持ち悪くなって、吐き気に襲われる。
真菰「ひなちゃんお腹痛い?」
「フリフリ…」
真菰「痛くはない?」
「コクッ」
真菰「ちょっと身体起こしてみようか。」
麻酔が上手く効くように、ベッドでずっと仰向けになっていたわたし。
吐いても大丈夫なように上体を起こし、
真菰「出しちゃっていいからね。」
宇髄「ひなちゃんどした。」
真菰「急に気分が悪くなったようで。」
「目が暗くなる……っ、ハァハァ、どうしよ…」
宇髄「うん、大丈夫大丈夫。落ち着いて深呼吸しよう。」
パニックになりかけるのを先生たちに落ち着かせてもらって、少しすると気持ち悪さがスーッと引いていき、
宇髄「陣痛の痛みは無いな?」
「はい…。」
宇髄「であれば、カテーテルが圧迫されて、迷走神経反射で気分悪くなったかもしれんな。このまま座った姿勢の方がいいかもしれん。」
ということで、ここは一件落着。
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