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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第124章 三度(みたび)


〜カンファレンスルーム〜




工藤「以前カテーテルを行った時、術中、本人がパニックになったり、血圧が低下する場面もありました。」



藤堂「もともと血管が細いうえに収縮を起こしたのと、心臓も小さいのでギリギリだったんです。」



豪「厳しいのは十分理解できるが、身体の負担を考えるとやはり開胸は避けたい。ひなちゃんの精神面を考えても、そうじゃないか?」



藤堂「度重なる手術に、過去のことも踏まえると、これ以上彼女の身体に傷痕が残ることは、正直避けたいところではあります。」



豪「そしたら、今回は全麻でアブレーションしよう。俺がやるから、工藤、助手に入れ。」




翌日には、わたしは3度目の心臓の手術を受けた。


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