
ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第124章 三度(みたび)
それからはあっという間だった。
工藤先生と藤堂先生が来て、
工藤「ひなちゃん、水飲もう。」
冷えたペットボトルの水を渡されるも、
バシャッ
焦りと手に力が入らないのとで床に落としてしまい、
「…っ"、……み、ず……っ」
藤堂「ひなちゃんごめんね、ちょっと我慢してよ。」
って、素早くグローブを付けた藤堂先生に、
「っ、……!? っ"、……ッ…!!!」
喉の奥に指を突っ込まれ、嘔吐反射を誘発させられる。
「っ"、オェッ…!っ、ゲホッ……ゔっ、…ッ……ハァ、ハァ……」
藤堂先生の荒療治のおかげか発作は治まったものの、めまいがして自力で立ち上がることができなくて、そのうち誰かが持って来たストレッチャーで運ばれ……
