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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第125章 豪先生

-五条side-




手術から1週間。

休憩時間にひなの病室へ行き、眠るひなのおでこにそっと手を置くと、"ん…"と肩をすくめてひなが起きる。




「ごめんな、起こしたな。まだちょっとしんどいな。」




うっすら目を開けたひなに言うと、ひなは再び目を閉じる。



術後数日間、アブレーションの炎症でひなは発熱が続き、食欲不振はもちろん、咳も出て、胸の違和感もあったようで、なかなか落ち着かなかった。

昨日からようやく微熱になり、ひなの表情も少し和らいだが、それでもまだまだしんどそう。




コンコンコン___


藤堂「あ、悠仁来てた?」




ちょうどタイミング良く、藤堂先生と工藤先生、そして豪先生が来る。




「お疲れ様です。」



工藤「休憩?」



「はい。ひなの顔を見にと思って。あの、ひな今朝はどうでした?また顔が熱い気がして。」



豪「とりあえずちょっと診てみよう。」



「お願いします。」




ステートを首から外し耳につけた豪先生は、そーっとひなの胸元に手を滑り込ませる。


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