
ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第121章 渡米
「ひなちゃんどうぞ。」
お母さんがテーブルに出してくれたのは、温かいミルクココア。
「ひなちゃんお腹空いてる?サンドウィッチかスープか、何か軽く食べる?」
「いえ、お腹はそんなに。」
そう答えたら、"それじゃあ…"と、お母さんの手作りクッキーを小さなお皿に3枚出してくれて、
「それ食べたらひなシャワー浴びな。疲れも時差ボケもあるだろうから、早くさっぱりしてゆっくりした方がいい。」
五条先生に言われたとおり、ココアを飲んでクッキーをいただいたら、すぐにシャワーを浴びた。
