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　　　　　　　　　２４

　「それは
　　セックスになります」
　「セックスでは
　　いけないんですか？」
　「えっ
　　三崎さん
　　セックスを
　　私としても
　　いいと思うんですか？」
　「はい
　　このまえ
　　話を聞きましたときから
　　先生なら
　　きっと優しく
　　セックスを
　　してくれるだろうなと
　　思っていたんです
　　わたし
　　セックスをするなら
　　先生としたいです」
　「実験みたいに
　　するつもりでしたら
　　しないほうが
　　いいですよ」
　「いえ
　　セックスをしてみたい
　　というのはほんとです」
　「してみたい
　　ですか？」
　「あそこに触れたとき
　　これがセックスなら
　　いいなと思ったんです
　　そのとき
　　セックスを
　　先生とできたらいいなと
　　思ったんです」
　「それは嬉しい」
　「それから
　　どうして先生なのかと
　　考えていました
　　先生なら
　　優しく
　　わたしが
　　気持ちよくなるように
　　セックスをしてくれると
　　思ったんです
　　それからは
　　セックスを
　　先生としたいと
　　毎日思っていました」
　「三崎さんが
　　自分に
　　そう思い込ませている
　　だけではないんですか？」
　「先生は
　　セックスを
　　わたしとするのは
　　嫌なのでしょうか？」
　「嫌だなんて
　　思うはずがありません」
　「でもなんだか
　　断ろう断ろうと
　　しているみたいです」
　「三崎さんは
　　私の話からの
　　誘導尋問みたいな感じて
　　セックスを
　　私としたいと
　　思っている
　　だけなんじゃないですか？」
　「そういう部分も
　　あるかも知れませんが
　　セックスを
　　先生としたいというのは
　　わたしの
　　ほんとの気持ちです」